NEON-SIGN 8 SAPPORO
2021.10.02(sat.) -11.06(sat.)
藤倉 翼
Tsubasa Fujikura
ネオンサイン ネオンサインはその場所や地域、そこに集う人たちや 文化までもを統合したシンボルといえる。
しかし技術革新と職人の高齢化によりネオンサインは衰退の一途をたどり 21世紀に入ってからは、LED看板の登場により急速にその数を減らしている。
この作品は、その消えゆくネオンサインに正面から向かい合い ストレートに撮影したものだ。
ネオン管職人の技術と、看板という商業デザインの文脈において 一時代を築いたネオンサインに対するオマージュである。
通常屋外で見上げることが大半のネオンサインは 写真化された時点で、屋外広告・案内看板という本来の意味は取り除かれ
ネオンサインそのものが持つ工芸的価値と アノニマスな職人の技術が輝き出す。
藤倉翼
1977年北海道北広島市市生まれ。
2003年以来様々な写真作品を発表しており、近年はアノニマスな職人のクラフトワークに着目した作品
「NEON-SIGN」が好評を得ている。